DIYを始めて1年と6カ月。
まじめに、丁寧に手づくりしました😄
エコカラットとは?
土壁がルーツのインテリア壁材。粘土鉱物などの微細な孔を持つ原料を焼成してつくられたものです。湿気を吸ったり吐いたりして室内の湿度を調整してくれますし、脱臭や有害物質も低減する効果も期待できるとのこと。デザインも豊富で表情豊かな建材です。
「エコカラットって自分で貼れるの?」
⇒貼れます!
約3万円とリーズナブルに施工した実体験をまとめます。
長文となりますがお付き合いいただけると幸いです。
目次
エコカラットを玄関へ ビフォーアフター
ビフォー
一般的なビニールクロスの壁です。
アフター
壁一面にエコカラット!
いかがでしょう。
ちょっと良さげなマンションになったような(笑)
材料費はこちら(金額はザックリ)
・エコカラットプラス ランド(土もの調) 4㎡
28,000円×1セット
・エコカラット専用接着剤
1,000円×4本
合計で32,000円
→ポイント還元の恩恵を受けて実質は29,000円くらいです(^_^)v
1m2で7000〜8000円でエコカラットが設置できるなんて思いもよりませんでした💦
使用した工具類
・メジャー、定規
・カッター
・やすり
・養生テープ
・マスカ
・マステ
・タッカー
・ステープル(ステンレス)
・くし目コテ
・5円玉と糸
エコカラットを玄関へ マンションでDIY
エコカラットは種類が豊富
どれも個性があって魅力的なエコカラット。
カタログやネット情報で絞り込んでいくことになると思いますが、現物確認することをおすすめします。わが家は5種類で迷っていましたが、最終的に導入した「ランド(土もの調)」は第5候補でした💦
LIXILのショールームへ行ってみて実際に施工されたサンプルを確認するのも良いかもしれません。公式HPからカットサンプルを請求したりバラ売り品を購入したり(楽天など )して、現物を施工場所にあてがいながら検討したりなど。日当たりや照明具合でも印象が違いました。
色々と方法はありますので、ご自分に合った方法で実物に触れてデザイン・質感を十分に確かめてから手配することをお勧めします。
リメイクシートとは違いエコカラットの貼り直しは困難です。
エコカラットの施工準備(予習と方向性)
まずはイメージトレーニングから。
〇YouTubeやSNSでDIY実践例を適宜チェックしていきます。
成功談・失敗談は問いません、幅広く視聴。自分が主演のつもりで何度もシュミレーションさせていただきました。
〇ざっくりとイメージができあがってから、LIXIL公式HPの動画&説明書で手順を整理します。
<クロスを剥がす?剥がさない?>
ビニールクロスを剥がす方法、剥がさない方法の2通りますが、今回は「剥がさない方法」を選択することにしました。
クロスに著しい汚れ/剥がれがなく、撥水性がない仕様であれば、タッカーで適切に補強することでクロス上からで問題ないとあります。
剥がす派 vs 剥がさない派
公式HPでどちらの施工手順も紹介されておりますので、条件に合う方法を選択できればよいと思います。
わが家がクロス上からにした主な理由
・万が一貼り直すようなことになったときに、クロス上から貼ってあれば下地ボードのダメージを軽減できる
・接着剤が乾く時間が少し伸びて施工にゆとりがでる
・壁紙を丁寧に剥がすよりタッカーでガンガン打ち込んだ方が簡単
初心者なりに想像力をふくらませて、クロス施工がベターと考えました!
エコカラットを調達
エコカラットプラスの「ランド(土もの調 )」に決定!
お恥ずかしいはなし、あまりの量にビビってしまいしばらくは寝かせてしまいました( ゚Д゚)
施工面積は3.8㎥でしたので、4㎥セットを購入。色々と調べ上げた結果、今回はヤフーショッピング、ペイペイモールからの調達がベストと判断。
こちらから購入しました↓(ご参考)
エコカラットプラス ランド
https://store.shopping.yahoo.co.jp/etile/ecp-275net-pld1-4cs.html
専用接着剤
https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/kabegami-doujou/item/ecn3-1kg/
では、実作業へスイッチします!!
エコカラットの受入検査
これ以上の保護はできないのでは?思えるほどに梱包は丁寧です。
段ボールはクッション材を含め二重化されており、中身も1枚1枚緩衝シートでサポートされていました。開梱するだけで30分くらいかかりました笑
しかし、製品の特質で衝撃に弱いという口コミがちらほらありましたので、施工前に全数チェック!!!
・・・
ありました~( ;∀;)
部分的に(1,2か所)割れていた枚数は、全体の2割程度でしょうか。結構な量ですが、手配に多少余裕を見ているのとセット販売自体に予備があるからか、材料不足にはならずに済みそうです。
梱包時なのか輸送時なのか、はたまた開梱時なのか原因は定かではありませんが。。
梱包が感動レベルだったということを加味して、受入検査は『合格』扱いとさせていただきましたw
エコカラットの下地を整える
〇まずはクロスの掃除。
固く絞ったタオルで水拭きして汚れをおとしていきます。多少残っていても問題はありません。水拭き後は2日程度空けて十分に乾かしました。(写真の黒ずんているところも落としてあります)
〇下地処理の仕上げはタッカー!
大きなホチキスみたいな工具で、壁紙と下地ボードを補強します。
施工説明書に455mmピッチで打ち込むよう記載がありましたのでザックリ45cm感覚でガンガン打ち込んでいきます。壁紙の継ぎ目はまたぐように施工します。
『バンっ』とかなり大きな音が鳴りますので昼間に施工しましょう。
「ステープル(針)はステンレス製」と説明書に記載されているので指示通りステンレスとしました。長期的な錆防止が目的と思われますが、1000本セット💦使いきる頃はおじいちゃんかも笑
タッカー、ステープルはこちらを利用
エコカラットの割り付け検討
重要ポイント
割付作業次第で仕上がりが大きな差が生まれます。
〇割付図面を作成します。
施工場所は約W1,825mm×H2,080mm強。壁には上下左右に多少寸法のズレがありますで、実寸より少し小さく測定することで余裕を持たせておきます。ミリ単位でピッタリ合わせると微修正が効かなくなりますので。
これにランド303mm角を割付けていきます。スキマが1mm程度必要になりそうなので304mm角として試算します。
横方向は・・・
1825mm÷304mm=6.003
⇒6枚ピッタリ!こんな具合に検討します。
フリーハンドで図面を描きながら検証します。
納まることをしっかりとシュミレーションしておきます。
〇壁に墨出しを行います。
横方向が6枚でしたので、『割り付け センター分け』でいくことにしました。
中央ラインから左右に貼り分けていく形です。先ほど少し触れましたが、壁にはゆがみがつきものですので、五円玉と糸で中央ラインを垂直にけがきます。
縦方向は6枚+加工1枚となりますので加工1枚は目立ちにくい上に配置します。貼り付け作業も接着剤で汚れにくいように進めたいので、極力上部から施工する予定ですので「水平線は一番上と二番目の間」に引きました。
それと忘れてはならいのが「糊付けライン」
目一杯に接着剤を塗布してしまうと、貼り付けた際にエコカラットのスキマから接着剤がはみ出してしまいます。対策としては、貼り付けラインから約10mm内側に糊付けラインを引いておきました。
エコカラットの事前加工
細かいカスが出ますので加工場の養生はしっかりしておきます。
エコカラットの加工は意外と簡単。木材より簡単なくらい。
定規とカッターで切断できます。
このようにカッターで切れ目をいれ、手でゆっくり押し込むとパキッといきます。多少凸凹は味になります(笑)
カッター入れ回数は3~5回目安で実施。(カッターの刃は新しいものに替えましょう)
写真は受入検査で欠けていた素材ですが、大半はこのように端部処理で未使用とすることができました😌
切断面はヤスリで削ってほどよく整えておきます。
中途半端に目立ちそうな凸はプライヤーで摘んで圧壊っ!
見切りよく切り取れるところは裏地シートだけカッターで切断します。
エコカラットの施工手順
マスカー&マステで養生します。接着剤などが周辺に飛び散る可能性がありますので未然に防ぐ対策を徹底。垂らしてしまう自信があります💦
専用接着剤を付けていきます。
接着力が強いので壁によく引っ付いてくれる印象。
握って接着剤を出していくのですが、結構硬いので上腕の筋トレかと思いました😂開封前に揉んでおくと少し楽になりますね!
クシ目コテでムラが少なくなるよう塗りつけていきます。45度くらいの角度で山が約3mmでちょうど良いよう。事前に墨出しした糊付けラインより内側で納めていきます。
記念すべき一枚目!
「センター分け」で中央から左右へ貼り進めます。
全体的に押しつけた後、位置を微調整。位置が決まったら一枚一枚優しく押し付けます。浮きがないよう意識。
作業が遅くて接着剤がうまく固まってくれているのか、エコカラットがズレ落ちてくるようなことはありませんでした😄
右半分。右端は事前加工した部材です。
左半分。ここには右端で切り落とした端材をはめ込んでいきます。
最上段を貼り終えました!
・説明書によると接着剤が乾くまで20〜30分。
・接着剤塗布〜エコカラット貼り付けまでの自分のペースで約20分。
→ちょうど良いですね!
上から一段目と三段目の糊付け具合。
コテ使いも少し成長したようです(笑)養生は適宜外していきます。
下段は息子(7才)にも手伝ってもらいました。たよりになる相棒です😆
1本1m2目安で今回施工は3.8m2、接着剤は少し余りました。
タイルに接着剤が付いてしまった場合、固着前であれば水拭きで拭き取れます。
エコカラットの完成〜😆
完成した玄関で缶ビール片手に自己満に浸るのが日課となるでしょう。
○両サイドは1〜2mmの隙間。
隙間は「施工精度の帳尻合わせ」「地震で揺れたときのクリアランス」という位置付けで考えて取り付けました。
結果、左下はピッタリでした。貼りが傾いていたのか、壁のゆがみなのか、左下だけでよかったです。
○上下は5〜10mmの大きめスキマです。
中途半端にタイル加工を行うと難易度が一気に上がるので、死角になる範囲は大目に見てます。
ちゃんとミスもありました(笑)
なんだかんだで施工が予定よりかかってしまい息子の習い事の時間に💦
ラストスパートはめっちゃ焦って進めていましたが・・・しっかりやらかしました😅
一番下は接着剤ラインを超えて塗りつけていました。
習い事から帰宅後、再確認。
よしよし、全体はしっかり付いているぞ~と安心したのも束の間・・・
ん?
えー
1個だけズレてるー
部分的に欠けているところを切り離して予備ピースをはめ込んでいるところが数か所ありますが、そのひとつですね。。
ガッチガチに固まっているので完全に取れませんね。
もはやこれはこれで思い出ということでクローズします。ご愛嬌です(^^♪
「小人」or「這いつくばって歩く人」に見破られる日がいつか訪れる(かもしれません)
エコカラットDIYを終えて
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
エコカラットDIYの事例として全体をまとめたかったこともあり、長文となってしまいました(汗)夢中で取り組める楽しいチャレンジだった思います。
エコカラットのお陰で表情が豊かになり空気も綺麗になった玄関。みんなが自然と笑顔になれる場所に育てていきたいです(^_^)v
<実作業時間のまとめ>
・受入検査 0.5H
・下地準備 1.0H
・割付検討 1.5H
・事前加工 2.0H
・施 工 3.5H
合 計 8.5H
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